ビットコインとイーサリアムとリップルの違い〜基礎学習vol.1〜

多くの仮想通貨の中でも特に有名な「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」「リップル(XRP)」。一度は聞いたことがあるけれども、その違いについて説明するのは難しい…という方がほとんどではないでしょうか?本日は、ぼんやりと理解している「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」の違いを噛み砕いて紹介いたします。

 

ビットコイン(BTC)

 

仮想通貨と言われてまず思い浮かぶのが「ビットコイン(BTC)」だと思います。2009年から始まり、取引量は仮想通貨最大。2018年の初めには1BTCあたりの価格が200万円を超えることもありましが。まさに、仮想通貨界の王様のような存在です。

 

昨年末からテレビCMでも頻繁に見かけるようになり、今や投資をしたことがない方でも「ビットコイン」というワードは聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

私ごとですが、先日、通いつけの歯医者から「最近ビットコインがすごいみたいだね。私の友達も買ったみたいよ」と言われ、仮想通貨が社会に徐々に浸透してきたことを感じました。

 

ここで、「ビットコイン」の価格に関して歴史を見てみましょう。

2012年元旦 497円
2013年元旦 1,450円
2014年元旦(※) 95,800円
2015年元旦 30,100円
2016年元旦 48,900円
2017年元旦 106,000円
2018年元旦 1,567,096円

※2014年はMt.Gox破綻の年でした。

 

過去7年の価格を見て、価格が非常に高騰していることが一目瞭然です。これはあくまで筆者の主観ですが、「ビットコインをまだ持ってない(知らない)層がいる以上、価格はあがる」考えております。

 

ビットコインをはじめ、仮想通貨の価値は「需要と供給」で成り立っていますので、新規参入が今以上のペースで続く限りは上昇を続けていくものではないでしょうか。

 

今まさに「ビットコインが一部の人のみ知る段階から、世間の大多数が知る段階に差し掛かった時期(イノベーター理論でいう「キャズムを超えた」状態)」だと肌で感じております。(将来を約束する予測する発言ではないこと、念のためお伝えしておきます…)

 

ただ一方で「ビットコイン」の価格上昇をストップさせる要因もあります。最も大きな要因は「ビットコインよりも優秀な通貨がある」ことに市場が気づき始めることです。

 

「ビットコイン」は、一番最初にでてきた仮想通貨であり注目されていますが、最も優れた通貨ではないと見識をもち、発信するコメンテーターもいるくらいで、「ビットコイン」よりも優れた仮想通貨の存在は徐々に浸透しつつあります。

 

例えば、ビットコインには「スケーラビリティ問題」というものがあります。簡単にいえば「ビットコインは世界すべての人が使うに耐える能力をもちあわせていない」ということです。

 

2年前と比べて今のビットコインは以下のようなネガティブな減少が起きています。

 

  • 送付(送金)がかなり遅くなった
  • 手数料がかなり高くなった

 

これらの問題を解決するため、ハードフォークやSegwitなど改善施策を行ってきましたが、根本的な解決には繋がっていません。例えるなら、ガラケーをどれだけカスタマイズしてもスマホには及ばないのと同じ、といった状態です。

 

送付速度が遅いことはユーザーのストレスになりますし、ビットコインより手数料が安くすむ仮想通貨は他にもあります。

 

ビットコインに限らず、多くのことに関して、「便利な方」に流れていくのは自然の理だと思います。(スマートフォンやSuicaの普及も同様と考えています。)

 

いまは、「仮想通貨といったらビットコイン」という価値の本質を度外視した特殊期間にあるので、ビットコインは価格を維持できているということもあるかと思いますが、いずれ世間がそれに気づき、他に流れるときがくる未来はそう遠くないと考えています。

 

イーサリアム(ETH)

 

「イーサリアム」は「ビットコイン」についで第2位の仮想通貨です。しかし「イーサリアム」という言葉を聞いたことがある人は、まだまだ多くはないと思います。また「イーサリアム」がどんな仮想通貨なのかを説明できる人はさらに限られていると思います。

 

仮想通貨としてひとくくりにされている「イーサリアム」ですが、実は「ビットコイン」と比べてスケールが格段に異なることを理解いただきたいです。既存の概念と違う点が多々あります。

 

「イーサリアム」を理解するために必ず知っておきたい概念に「スマートコントラクト」という構想があります。日本語では「契約の自動執行」と言われることが多いです。

 

この「スマートコントラクト」は世界から非常に注目されています。一言でいうと「取引を第三者(契約締結のためだけの代理店など)を介す必要がなくなる」ため社会の無駄なコスト(お金や時間)がなくなります。

 

「スマートコントラクト」によって、今後、取引を第三者を通すことなく(中間搾取なく)、直接取引契約なのに相手を信頼する必要がなくなります(信頼不要=トラストレス)。人間よりブロックチェーンの方が正しい、という時代が到来することになります。

 

通貨としてしか用途を持たない「ビットコイン」と比べて、「イーサリアム」は応用の幅が広く、ブロックチェーン技術を「金融業界以外に」発展させていくスペックを秘めています。(ブロックチェーン2.0と言われています。)

 

すでに、EEA(Enterprise Ethereum Aliance:イーサリアム企業連合)にはインテルやマイクロソフト、国内企業ではトヨタや三菱東京UFJ銀行など、計150を超える企業が参画しています。

 

現状でイーサリアムをお持ちの方は、中身をみて選んでいる方ではないでしょうか。 他業界にも応用できる技術を持ち合わせた「イーサリアム」。理解を深めるには更なる学習が必要ですが、研究して損はないと思います。

 

リップル(XRP)

 

 

送金の速度に関しては文句なしの仮想通貨「リップル」。「リップル・ネットワーク(リップル・プロトコル、RTXP)」上で、独自のコンセンサス・システムにより、数秒で決済を完了できるという、まさに「送金」に特化したサービスとなっています。

 

Ripple Inc.がビジネス誌Forbesの「The Fintech 50」に選ばれたり、SBIホールディングスが出資していたりと、現在の日本国内での知名度でいったら「イーサリアム」より上をいっているかもしれません。

 

ひとつ、リップルが他の銘柄と大きく異なる点は、「リップルは、発行主体のある中央集権型の通貨」であるということです。どちらかといえばリップルはSuicaやnanakoといった電子マネーに近く、「分散型」である「ビットコイン」や「イーサリアム」といった仮想通貨と比べると、正反対の思想といえるかもしれません。

 

ブロックチェーン技術が分散型社会を実現させる一方で、既存の通貨概念と近しい、一般の方々にとって親しみのある中央集権型があるという考え方ができます。

 

「中央集権型」「分散型」はそれぞれに魅力があり、甲乙つけ難いものがあります。たとえば銀行のパスワードを忘れたとしても、本人確認をすることでパスワードを再発行できるのは「安心」といえるかもしれません。(この点、分散型はすべて自己責任。冷酷でドライな面があります。)

 

いずれにしても、リップルが既存の法定通貨より圧倒的に便利なことは間違いないかとは思ってます。時代の流れとともに、リップルがどういったポジションを築いていくのか、注目していきたいところです。

 

仮想通貨は用途に合わせて最適な特性を持つ

ここまで「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」の違いについて簡単に述べてきましたが、どれがベストの仮想通貨なのか、どれが将来生き延びていくものなのか、いろんな意見があります。それぞれ異なる用途の魅力があります。

 

「自分が信じた通貨が正で、それ以外はゴミ!」といったスタンスではなく、大切なのは「時局によって変わるベストを捉え、柔軟に思考を変化させていくこと」だと思います。

 

「○○コインはゴミコインですよ!」というマイナスの意見ではなく、「○○は〜〜という根拠から良いと思うんですよね」というポジティブな議論ができることを願っています。

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